傷を付けてしまいそうで、少々気を遣う。

 

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 ZUIKO18mmはフルサイズのEOSに付けて愛用したレンズ。広角でピントが深いので、パンフォーカス撮影…と思っていろいろ撮っても、力のない写真になってしまう。

ファインダーを見たときは「面白い!」と思っても、大抵はダメ写真で、何を撮ったのかわからない。意外と「寄り」の必要なレンズでした。コンタックスの18mmと比べられることがあったけど、オリンパスの強みでとにかくコンパクト、ゆがみがないプレーンな色合いのレンズです。

金属とガラス

久しぶりにフィルムのカメラを出して、持ってみると「重い!」

普通のオリンパスペン(30mm)ではなく、少しでも広角のレンズ(25mm)を持った「W」を探しまくって、ずいぶんと高く買った記憶があります。

普通に触る機会のあるデジタルカメラで、金属のボディのものはほとんどないけれど、この感触…冷たく重い感じは、かろうじて金属とガラスのiPhoneに通じるところがあるのかも。

この手のアナログのカメラは、タイムラグがとにかく少ない印象。あと、こちらの予想から大きく外れた誤作動をすることがありません。

フォーカスリングや絞りリングを「回し」、シャッターボタンを「押す」。最近は右手の親指だけですべてを済ませているので新鮮な感触です。特に、機械を触っていて「回す」ことはほとんどなくなったような気がします。

今は販売されているフィルムの数もめっきり減っていて、大手のカメラやでもフィルム現像の薬品や印画紙はほぼ見ることがなくなりました。自分でももう一度やるかといわれればやはりやらない…時の流れを感じるととも、一抹の寂しさを感じました。フィルムや印画紙と向き合う豊かな時間は、慌しい毎日に入り込む余地はなさそうです。

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